増える食パン専門店に垣間見る消費者心理の変化

経世済民

駅前に半年くらい前にオープンした食パン専門店。

圧倒的に米食中心な僕としては利用する機会はありませんが、
どうやら世間ではブームになっているようです。

コロナ禍で外食の機会が減少したことをきっかけに、
自宅での食材にこだわる人が増えていることも要因の一つだとか。

確かに僕も外食する機会が減り支出が減った分、
飲食ではありませんが機材とかのグレード上げてます。

こういった消費者心理の変化にともない、
市場の商品ラインナップにも変化がしているようです。

総菜パンの需要は減少、食パンの需要は増加

2021年4月10日の読売新聞オンラインの記事によると、
食パンの売り上げが伸びている反面、
外出自粛で総菜パンの売り上げが減少しているようです。

一方、総菜パンや菓子パンなどは4・5%減の2万6568円と落ち込んだ。総菜パンなどは食パンと異なり、オフィスなどの外出先で昼食や夕食、間食時に食べられることが多かった。「外出自粛やテレワークが広がり、コンビニで買われなくなった」(製パン大手)という。

(読売新聞オンライン/2021年4月10日の記事より)

確かに「出先で手軽に食べる」という需要に総菜パンとか菓子パンってベストなんですよね。

レコーディングや番組撮影の現場なんかに差し入れする時は、
総菜パンをたくさん買い込んで、
ペットボトルのお茶と一緒に持っていきます。

作業の合間に手軽に食べられるし、
余ったやつは若いスタッフとかに持って帰ってもらえますから。

大人数での現場も自粛が相次いでいて、
直接的な影響
を実感します。

断捨離と高品質志向の高まり

いわゆるニューノーマル社会への急速な転換が起こったわけですが、
これを機会にさまざまな場面においてこれまでの在り方の見直しがされています。

リモートワークでは「オフィスが本当に必要なのか」「通勤時間は無駄なのでは」といったことも検討されたり、
会食の制限は「本当にこのつきあいは意味があったのか」などと考えた人も多いかもしれません。

これらが必要かどうかは個々のケースによって変わってくるとは思いますが、
それぞれの状況によっての選択肢がより多くなったことは間違いないと思います。

こうして時間やお金の使い方や物質的な空間が断捨離されたことで生まれた余剰が、
より高品質なものへと回されるようになったわけです。

その促進に拍車がかかるニーズの多様化

多くの人に求められつつある「高品質」ですが、
その定義がこれまでより多様になったのではないか、
と僕は考えています。

Web中心の「人と会わない」、すなわち「人に見られない」生活の中では、
SNSなど公共の場では「見せたい自分」のみを見せるだけでよく、
本当の意
味でのプライベートでは自分の偏ったこだわりを追求しやすいのではないかと。

モノや情報が膨大な量流通する時代となり、
ニーズの多様化はすでに進んでいましたが、
それがさらに大きく進んでいくのではないでしょうか。

「周りが持っているから買う」とか「他人にどう思われるかわからないから買わない」などといった思考は、
今後どんどん減っていくような気がします。

個人的には好きなものを好きなように楽しめる時代になることへのポジティブな期待がありますが、
商品やサービスを提供する企業側にとってはより多くのニーズをきめ細かく捉えていく必要が出てくるのかもしれません。

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