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最近の子供達はお釣りを知らない子か増えているそうです。

電子決済普及で「お釣り」が分からない子ども増加? 大人になって困らない?(オトナンサー)

→Yahooニュース記事ページ

記事を読むと生まれた時から電子マネーを使っているため、
現金決済の経験がないんだとか。

一方、先日のワイドショーでは切符の買い方を知らない若者も増えているとありました。

そのうち現金も切符も、
あとはコンサートチケットとか会員証とか、
物理的には紙切れですもんね。

その紙切れにそれぞれ価値を便宜上付与して使っているだけで。

原始時代は石のお金を使ってたともいうし。

そういう意味では価値を付与して利用できれば、
媒体は利便性が高いものに置き換わっていくのは当然かもしれません。

減少する曖昧なことの価値

デジタルの特徴として「明確なこと」が挙げられます。

これは計算や記録を正確に行うことができるなど、
メリットのにつながる特徴です。

ただ一方で、すべてが明確になっていくことで「曖昧なことの価値」が薄れていくのは個人的には寂しいなと思います。

例えばお釣りの話でいうと「釣りはいらねーよ」っていう男気は発揮できなくなります。

タクシーなんかで感じの良い運転手さんにはお釣りを心付けとして渡したりしますが、
電子マネーではピッタリ払いしかできないですから。

音楽でもそうなんですけど、
例えばドラムをコンピューターで打ち込むと正確すぎて不自然なんです。

だからあえてタイミングをずらしたり、
音量をバラつかせたりするんですけど、
なんか本末転倒な気もします。

下手なドラマーよりは全然良いんですけど、
やはり上手いドラマーにはかないません。

なんでもかんでも正確、明確な方が良い、っていうわけではなくて、
場合によっては曖昧なままの方が良いこともあるような気がします。

これからのお金の価値観

お金の形が変わっていくことで、
その価値観も変わっていくのかもしれません。

曖昧なままの良さが減っていくことは寂しい気もしますが、
ある意味単なる数字になっていくことで変な固定観念も無くなるのかもしれません。

特に日本ではなんのなくお金の話って下世話な印象を持たれることもありますが、
単なる数字なら良いも悪いものなくなっていくのかなと。

雑誌の裏に出てる広告によくある、
札束に埋もれてる人の写真で「こんなに儲かる!」みたいな演出はできなくなりますから。

世の中は常に変化していくわけで、
どーせなら前向きに捉えていきたいなと思います。

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