音を楽しむ、それが音楽
音楽についての「放談(思うままに自由に語る談話)」と題して、
このカテゴリーでは音楽をテーマに、
視点、価値観、楽しみ方など、
様々な切り口からアプローチしていきます。
音楽の鮮度が重視された学生時代
小学生の頃、周りの音楽に対する価値観は「いかに最近の曲か」ということでした。
思春期に差し掛かる小学校高学年の子供たちの間では、
今から何日前にリリースされた曲か、ということが話題の中心で、
数ヶ月前にリリースされた曲はすでに懐メロ扱いだったものです。
僕は当時からジャズや70年代ロックが好きで、
かろうじてリアルタイムで活動している日本のポップミュージシャンといっても、
井上陽水とか、サザンオールスターズを聞くくらい。
なので、まあ同級生とは話が合わない。
学校生活のような限られたコミュニティのなかでは、
マイノリティはより一層孤立してしまうものです。
今でも世間の主流は歌モノ
劇伴という言葉をご存知でしょうか?
映画とかアニメ、演劇などのBGMのことです。
僕は昔から劇伴が好きで、今でも機会があれば劇伴に携わりたいなと思っています。
劇伴って音楽そのものを直接売るわけではなくて、
作品の世界観を表現することが目的で、
そこが面白さでもあります。
ただそれが故に多くの人には意識されずらく、
久石譲などの有名な人の音楽以外はあまり話題にならないかもしれません。
シンガーというフロントマンが前面に出る歌モノは、
良いとか悪いの話ではなく、あくまで性質としての「存在感」がありますから、
「好きな曲は何?」という質問に、多くの人は歌モノを答えるんだと思います。
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創る音楽、聴く音楽、踊る音楽
僕はたまたま自分で音楽を創るようになりましたが、
リスナーとして純粋に聴く音楽と自分で創る音楽は結構違います。
ダンスはやりませんが、バレエに社交ダンスにヒップホップなどなど、
踊る時の音楽というのも踊り手からすればフィーリングがあるんだろうなと。
どんな目的で向き合う音楽なのか、どんな気分やシチュエーションで関わる音楽なのか、
そういったもので自分にとってのベストな音楽って変わってきます。
好きに楽しむのが音楽
新しい曲だろうと、古い曲だろうと、
インストだろうとアイドルだろうと、
好きな曲を好きに楽しめば良いですよね。
僕はたまたま良いなと思う音楽が古い音楽だったり、
劇伴だったりが多いですけど、最近のJ-POPだって好きな曲あるし、
クラブに行ったら重低音でEDMを感じたいわけですよ。
この「音楽放談」ではそんな「ただ自由に音を楽しむ」という姿勢をコンセプトとして、
音楽について語っていきたいと思います。
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